2011年9月25日日曜日

#2.大根の効用。

大根の話。
私は大根を毎昼、夜食に必ず取り入れていますが、1日で半本ほど消費するほど食べます。なぜこれほどまでに食べるのか。それは次のような健康効果を期待してのことです。そして何より美味しいということ。

□大根の効用

消化促進、健胃、食中毒、二日酔い、食べ過ぎ、むくみ、脚気、便通、美肌etc.

まず、大根の効用として一番注目されるべきは「消化促進」効果です。
大根には様々な消化酵素が含まれています。

■大根に含まれる主な消化酵素
・ジアスターゼ(デンプン分解酵素)
・ステアーゼ(タンパク分解酵素)
・オキシダーゼ(魚の焦げ:ベンツピレンを無毒化)
・カタラーゼ(過酸化水素分解酵素)

・ジアスターゼはデンプンの消化吸収を促します。お餅に大根おろしをかけて食べる風習が昔からありますが、これは大変理にかなったものであります。私も餅を食べることがありますが、餅単体で食べるよりも、大根おろしと一緒に食べたほうが口内でバラバラになる速度が何倍も早いです。また、納豆を食べるときも同様に、納豆の蛋白質がすぐに分解されている感じが口の中で実感できます。これはステアーゼとの関連が深いでしょう。

・ステアーゼはタンパク分解酵素ですから、肉や魚、卵、チーズなどの動物性たんぱく質や納豆、豆腐などの植物性タンパク質を分解してくれます。刺身のツマの大根の千切りは必ず食べたほうがよいと思います。

・オキシダーゼは焼き魚の焦げを無毒化してくれます。ベンツピレンには発がん性があり、そのまま食べるのは危険です。焼き魚には大根おろしを必ず添えるぐらいのつもりで食べるとよいでしょう。実際、私も魚を食べるときは焼き魚にせよ、煮魚にせよ必ず大根を食べています。

■大根に含まれるその他の有効成分
・イソ硫化シアンアリル:辛味成分
・リグニン:制ガン性食物繊維
・イソチオシアネート、インドール、セレン、メチルメルカプタンetc.

イソ硫化シアンアリルは大根の辛味成分の一つです。これは配糖体シニグリンの分解により生成されるものです。
リグニンはがんを抑える作用のある食物繊維です。この成分は空気に触れれば触れるほど増加するので、おろしや千切りにして表面積を大きくすることで一層効果的になります。しかし、大根は空気に触れるとV.Cが失われるので、そことの兼ね合いは一長一短です。

■民間療法
・咳、嗄声、喉の痛み:おろし+はちみつ
・鼻血、口渇、風邪、去痰、白癬:おろし+温かい酒(またはおろしのみ)

大根は咳や風邪にも効果的です。豊富に含まれるビタミンC も相俟って抵抗力を高めてくれます。

■留意事項
・おろすとV.Cが2時間以内に20~90%減少(鉄製おろし厳禁)
・にんじんのV.C酸化酵素(アスコルビナーゼ)→酸性により失活。ex.レモン、酢etc.
・尾ほど辛味(イソチオシアネート)強し。
・葉、茎も高栄養。(βカロテン:抗酸化力)。ex.緑黄色野菜。

・鉄製のおろし器を使うと、金属イオンがV.Cの酸化を早め、効力を失わせてしまいます。ですから、おろしを食べるときはセラミックのおろし器を使うか、食べる直前にすりおろしましょう。

・大根はにんじんと同時に食べるとV.Cが破壊されてしまいます。これは人参に含まれるアスコルビナーゼという酵素がV.Cを破壊する能力を持っているからです。しかし、アスコルビナーゼは酸性によって力を失うので、レモンや酢をかけるとV.Cが破壊されずにすみます。

・大根の葉や茎を捨ていませんか?葉や茎には根にはない栄養素が豊富に含まれています。注目すべきはV.A。葉100gあたり1400IUも含まれています。V.Aといえば人参ですが、大根葉にはにんじんよりも多く含まれています(にんじんは760IU)。また、大根の葉や茎は緑黄色野菜に位置づけられます。
大根を買ってきたら上の部分を切り落とし、マグカップに水を入れてつけておけばぐんぐん成長します。キッチンでできる簡単家庭菜園です。また、葉や茎をつけたままにしておくと、大根の水分を奪ってしまいすぐに干からびた状態になってしまうので、大根を買ってきたらすぐに茎を切り落としておきましょう。

■豆知識
・大根は「清白」(すずしろ)とも言い、春の七草として知られています。
・大根は体を冷やす陰性食品です。しかし、切り干し大根やよく煮込んだ大根は体を温める陽性食品へと変化します。

以上、大根の効用です。

■参考文献
1.木下繁太朗『くらしに生かす漢方の本』三笠書房、2007年。
2.川島昭司『食べ物のメリット・デメリットがまるごと分かる本』三笠書房。、2007
3.石原結實『「医者いらず」の食べ物事典」PHP文庫、2006年。
4.吉田企世子、松田早苗監修『安全においしく食べるためのあたらしい栄養学』高橋書店、2009年。
5.東城百合子『自然療法が「体」を変える』知的生きかた文庫、2011年。

何か健康によい食材を一つ取り上げると、スーパーからその食品が売り切れたり一時的なブームとなって世間を席巻しますね。しかし、食において大事なことは様々なものをバランスよく食べることだと思います。栄養は一種類では機能できません。様々な栄養素が互いに助けあって初めて体の中で正常に働きます。私たちが一人では生きてはいけないように、栄養もまた一種類では生きてはいけないのです。食において健康を考えるとき、いつもこのことを意識していたいものです。

また、私たちは自然の恵みを頂いて生きています。それはこの自然の恵みを頂いているということです。私たちは炭水化物を自ら作り出すことができませんから、植物が作った炭水化物やその他の動植物を食べることによって体を維持しているのです。宇宙の循環の仕組みがここにあります。
私達が食べ物を食べるとき、自然のめぐみに感謝する気持ちを少し意識シてみたいものです。

2011年9月20日火曜日

#1.納豆を10倍おいしく食べる方法

記念すべき第一回目は「納豆を10倍美味しく食べる方法」をご紹介します。
言わずと知れた健康食材として名高い納豆。私は昼、夜の食事に必ず納豆を食べています。
納豆は「畑の肉」と言われるほどに良質の蛋白質を豊富に含みます。
また、各種アミノ酸も豊富に含んでおり「健脳食」とも言われています。更に、納豆には血栓を溶かす効果が非常に高く、あらゆる食品の中でも最大であると言う専門家もいます。
納豆には「大豆イソフラボン」という有効成分が含まれています。これは体内に摂取されると女性ホルモンと似た働きをします。髪質や肌の状態は女性ホルモンと深い関わりを持っています。現段階ではこの「大豆イソフラボン」の効果はまだはっきりとはわかっていないようですが、美肌や美髪に効果があるという専門家が多いです。また、女性ホルモンの現象に伴う女性の更年期障害対策にも一役買う栄養素として、大変注目を集めている成分です。

納豆の詳しい栄養価は文部科学省や個人サイトにも掲載されているので、下記のリンク先を参照してください。ちなみに、食品中に含まれる栄養素についてざっくりと知りたい方は後者のリンクがおすすめです。

文部科学省 五訂増補 日本食品標準成分表
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/toushin/05031802.htm

グラムの分かる写真館
http://www.eiyoukeisan.com/calorie/gramphoto/mame/nattou.html

さて、その納豆を普段の10倍美味しく食べる方法があります。
以下に手順を示します。
①冷蔵庫から取り出し、箸か何かで300~500回混ぜる。この時、納豆の粒を潰さないように優しく混ぜる。
②そのまま20分以上常温で放置する。
③タレや薬味を入れ、食べる。
これだけで格段に美味しくなります。一回やってみてください。その変容ぶりにきっと驚くと思います。



では、なぜ美味しくなるのか説明致します。
まず、納豆菌は低温状態では休眠しています。冷蔵庫から取り出し、温度が上がると納豆菌が活動し出します。また、納豆をよく混ぜることによって、納豆と空気が混ざり合い納豆菌が酸素を獲得します。これにより納豆菌が活発に活動します。納豆菌が活動しだすと、納豆そのものの蛋白質を分解してアミノ酸に変えていきます。本記事でのポイントはこの「アミノ酸」。ではアミノ酸とは一体何か。アミノ酸とは体を構成する蛋白質の一種です。本記事の文脈では「アミノ酸=旨味成分」と思ってください。


鰹節や昆布、しいたけなどのいわゆる「ダシ」に使われる食材には「イノシン酸」などのアミノ酸が豊富に含まれていますが、実はこれが「旨み」の正体なんです。ちなみにアミノ酸は一度の料理に複数含まれれば含まれるほど「旨み」が指数関数的に上昇するそうです。1つよりも2つ、2つよりも3つ合わさることで、「美味しい!」と感じる幅が塁上的に上昇するそうです。(昆布やのりはアミノ酸が3つも含まれている理想的な“旨み食材”と言われています)。
そう、納豆菌が納豆の蛋白質を分解してアミノ酸に変えてくれるということは、どんどん旨みを増やしてくれているということ。
ちなみにこの「旨味成分=アミノ酸」、目で見ることもできます。
納豆を常温で1~2週間ほどおいておくと、粒の表面に白いツブツブが出てきます。これはチロシンというアミノ酸で旨味成分です。カビではありませんのでご心配なく。
この食べ方の一番のポイントは、タレや醤油などの塩分、辛子などは放置後に入れるということ。
混ぜる前に入れると塩分で納豆菌が死滅してしまい、納豆菌が活動できなくなるので美味しくなりません。これだけは気をつけてください。
また、冬場などは常温でも室温が低い場合があります。私はパネルヒーターを使ってその上に納豆のパックを置いて温めています。amazonで安く手に入れることができるます。納豆を10倍美味しく食べてみたい方、納豆に初挑戦の方、NEW納豆ワールドを堪能してみたい方はぜひ。

パネルヒーター
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%93%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%A2-%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%91%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%83%92%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC8%EF%BD%97/dp/B002SPDU3Y/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1315980785&sr=8-1

また、こんな本もあります。面白いのでこちらもよかったらどうぞ。

『365日なっとう納豆ナットウの本』

http://www.amazon.co.jp/365%E6%97%A5%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A8%E3%81%86%E7%B4%8D%E8%B1%86%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%A6%E3%81%AE%E6%9C%AC-N-T-%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%88/dp/4990378814/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1315980959&sr=8-1

美味しい納豆ライフをご堪能あれ。
では失礼します。

ブログ開設。

このたびブログを開設いたしました。
このブログでは私オレンジケーキが実践している健康情報や食生活、健康食材に焦点を当て、日々の雑記を書き留めていきます。
また、天然石パワーストーンにも非常に興味があります。機会を見て手持ちの石の写真や天然石に関する意見交換をしていきたいと思っています。
どれでは、私のブログを末永くどうぞ宜しくお願い致します。